静かな会議中や授業中にお腹が鳴って恥ずかしい思いをした事はありませんか？しかも鳴り始めると１回だけでなく立て続けに鳴ったりもします。そんな時にすぐ使えるお腹の音を抑える方法を紹介します

▼空腹時に鳴るお腹の虫の正体は？

一般的にお腹が鳴る時は空腹時が多いと思います

胃は筋肉でできた袋です。胃袋は収縮して食べた物を動かし

消化液によく混ざるように運動します。そして、食べた物を

ドロドロにしてから腸に吸収されて栄養分になります。そこで

空腹になり血中の糖濃度が低下すると、脳が感知し「お腹がす

いた」と感じます。すると脳はいつ糖分が入ってきてもいいように

胃袋の中のものを十二指腸に送り出すように指令を出します

その結果、胃が伸縮を活発にし、胃の中の空気が圧縮されて

その空気が狭い胃袋の出口から腸に移動する時にグーっと

音が鳴るのです。これが音の鳴るメカニズムです

 

▼どうすれば止まる？

お腹の音を簡単に止める４つの方法をご紹介します

 

①背筋を伸ばす

お腹が鳴りそうと思ったら、思い切って背筋を伸ばしてみましょう

人間の体は誰しも少しは丸まっているものです。その状態では

お腹がなり易くなってしまうので、背筋を伸ばす事でお腹の面積

を小さくして胃の運動を一時的に止める事ができ、お腹が鳴る

のを止める事が出来ます

一時的にお腹の音を止める方法としては、おそらく最も効果的

な方法だと思います

 

②お腹に空気を溜める

思い切って息を吸って逆にお腹に空気を溜める事で、横隔膜が

下がり一時的に胃の運動を止める事ができます。複式呼吸の

ような要領でお腹を膨らませ、体の内側から胃に圧力をかける

方法です。背筋を伸ばした状態でおもいっきり空気を吸ってみて

ください

 

③息を吐きながら背中を叩く

この方法は一人では出来ないですが、方法は、息を吸い込んだ

後に背中をトントンと軽く叩くと、胃の空気を腸に早く流す事が

できます

 

④手のツボを押す

手の親指と人差し指の間に「合谷」というツボがあります。一般的

には肩こりに有効なツボとして有名ですが、お腹の音を止める

効果もあります

 

 

▼日頃からお腹が鳴らないように気をつけたい事は？

・よく噛んで食べましょう

　早食いはお腹の中に空気を溜まりやすくしてしまいます

・炭酸飲料はなるべく控えて

　炭酸飲料に含まれる気泡は、胃腸に空気として入り込み

　お腹がなり易くなります

・ストレスを溜めない

　心配事や不安感が大きい時、緊張した時など、精神的な

　ストレスがあると、無意識のうちに空気を飲み込んでしまい

　がちになります