水虫は夏に悪化しますが、冬は落ち着き、一見治ったかのような錯覚を覚えます。

▼水虫というのは「秋冬」になるとおとなしくなる

白癬菌は高温と湿気が大好きな菌で、夏は活動時期で、冬は

不活発になります

秋から冬になると治ったように思えて、多くの人が治療を中断しが

ちです。しかし、また「春夏」になると再発しますので、水虫は治り

にくいと言われています

▼水虫を根治させるには「秋冬」も治療を続ける事が大切

秋冬に完全に水虫を治療すれば、来年の夏には水虫で悩まされ

る事はなくなります

水虫治療は秋冬が勝負！

角質が落ちるまでの期間は１～２ヶ月と長いので、完全に症状が

消えてからも１～２ヶ月は治療を続けなければなりません

▼薬はしっかり広範囲に塗る

菌が多いのは症状がある場所です。しかし、他の場所に菌がいな

いわけではありません。塗り残れば生き残った菌が増殖します

から、指の間、足の裏、土踏まず、踵までくまなく塗るのがベスト

▼冬場の「踵のひび割れ」も水虫の可能性大

冬になると踵にひび割れが起きて困っていませんか？

踵の角質が分厚くなり、硬くなってひび割れを起こしてきます

このような症例の大多数は足白癬なのです

踵の部分は水虫による痛みや痒みを伴わない事も多く、自覚症

状に乏しいです。踵部分がカサカサしてきたら乾燥を疑うのでは

なくて、まずは水虫である事を疑いましょう

▼薬を塗り続ける事以外にも「ブーツ」や「不潔」に注意

水虫から身を守る為には、足を清潔にすることにつきます

帰宅したら、石鹸で足の汚れを落とし、足の指の間も丁寧に洗い

ます。洗った後もきちんとふき取って乾燥させる事も忘れずに

また、冬場はブーツなどの保湿性の高い靴を履く事が多いので

足に汗をかきやすくなります。通気性の良い靴下を履くように

心がけ、靴の中を乾燥させる、同じ靴を毎日履かないといった

注意が必要です

●新たに原因菌を持ち込まない事も大切

水虫の人が素足で歩いた床や畳、マット、スリッパなどには

白癬菌が付着しています。その上を素足で踏むと白癬菌が

皮膚に付着してしまいます

とはいえ、すぐにうつるわけではありません。白癬菌が付着

してから皮膚内に侵入、感染せるまでの期間は最低２日

毎日足をきちんと洗えば感染を防ぐ事ができます

最低足は清潔にする努力をしましょう

いくら薬を塗り続けていても、また１日中同じ靴を履いて

靴を蒸らしていると、当然治りません

根治させる為に、予備の靴下を持ち歩いて１日に２～３回

は履き替えるようにしましょう