冬になると「結露」がよくできます

その結露を放置すると、健康に悪影響を及ぼすこともあるのです

▼結露の放置がヤバい

結露で濡れた窓や壁、床、じゅうたんなどを放置するとカビが発生

します。見た目が汚いだけでなく、空気中に胞子をまき散らすなど

アレルギーへの影響も懸念されます

健康に直結する一番まずい結露は「床」

それも布団と床の間にできるものです

成人は寝ている間に約コップ１杯分の汗をかくと言われています

これを布団が吸い込んでフローリングまで届いた時、もうそこは

カビのワンダーランド、いわゆる「結露状態」になっています

アレルギー系の不定愁訴（花粉症っぽい症状、だるい、頭が痛い

など）の原因がこういったカビ・ダニ布団にあるケースが近年増加

しています

他にも、様々な健康被害の原因にもなります

「トリコスポロン」というカビの胞子を吸い込む事によるアレルギー

反応です。肺炎を繰り返し、悪化すると命に係わる危険もありま

す

カビを餌にして大量発生してコナヒョウダニが原因で起こる

「パンケーキ症候群」など、新しい病気も報告されています

ダニが大量発生した食品を食べる事で呼吸困難や蕁麻疹など

の強いアレルギー症状を引き起こしてしまいます

▼結露を防ぐには

水分の多い空気を部屋の外に追い出す事、つまり換気をする事

が１番です。１回１０分程度が目安。寒い時には少々つらいです

が、これをするだけでもだいぶ違います。窓を２ヶ所開け、空気

の通り道を作ります

リビングは皆が寝ている間に部屋の温度が下がり、結露を起こ

す事が多いですので、人がいない夜の間は換気をして水分を

追い出すと良いです

もし、発生してしまったら、しっかり水滴をふき取る事。そして

カビの栄養源となる汚れや埃を早めに除去する事が大切です