宇宙飛行士が実際に行っているストレスを溜めないようにする心理テクニックとは

『コーピング』というもの

コーピングとは、簡単なリフレッシュでストレスと緩和する方法です

具体的には、「決めておいた気晴らしをリストアップしそれをマメに

する」これだけ

 

リストアップはできるだけ多くあげることが大切で、１００個を目標に

します。できるだけすぐにできる気分転換が良いです

ストレスを感じるたびに、リストアップした中から一つ選んで実行し

ます。これは１日に何度行ってもよい

「いい気晴らし」を選ぶコツは

体に反応が現れることが多い「頑張るストレス」の時には、緊張を

緩める気晴らしを選ぶことです

音楽を聴いてリラックスするなど、気分をしずめるものが効果的です

心に反応が現れることが多い「我慢するストレス」の時には、アク

ティブなものを選ぶことです

カラオケなどで盛り上がるなど、気分を上げるものが効果的です

時間が無い時には・・・妄想で

「宝くじが当たった」といった実現可能性が低い事を妄想する事

だけでもストレス対策には有効です

もし効果がなかったら、別のコーピングに切り替えます

これでスッキリしたかどうかを自分で振り返るのが重要です

 

宇宙飛行士は、ありえないほど時間に追われています

それなのにミスは許されないというストレスフルな環境で仕事を

こなしています。それらの仕事は何十億円のお金がかかってい

たり、ミスをすると職場自体が消失してしまうような危険を伴う場

合があります

最も大きなストレス源は、任務を作業計画に間に合わせる事と人間関係

違う文化の人々と毎日顔を突き合わせて暮らすストレスは大き

いです。関係が悪くなると精神的な疲れが出てミスもしやすく

なります

 

それに、なかなかリフレッシュも難しい

感じたことのない重力、高い放射線環境に騒音や振動の中で

寝室に行くと、目を閉じてもチカチカするし、ウウン・・・という

機械音が気になり初めうまく眠れないなどで、自分で変えよう

もない状況では、マメな気分転換が何よりも大切なのです

 

そんな宇宙飛行士からのアドバイスが

 

・「自分の努力で変えて行ける部分」と「自分の力ではどうしよ

　うもない部分」を明らかにして線を引いておく

 

・実際の経験から、自分が無力じゃないとわかってるとある程度

　コントロールが利くのだと

 

・「心の準備とは、成功を確信することとは違う」

 

・「どこに失敗の危険があるかを理解して、その対策を練ること」

 

・「自分を追い詰めない」

 

・「誰しも調子のいい時、悪い時がある。時には自分から助けを

　求める事も必要。それが自己管理能力」