マラソンブームが吹き荒れているようですが、その陰でマラソン中の事故が相次いでいるようです

東京マラソンをきっかけに広がった市民マラソンブーム

陸上競技と無縁だった老若男女がフルマラソンの完走を目

指すのはもう珍しくないです

1年に１回以上、ジョギング・マラソンを行った人は、東京

マラソンが開催された２００７年が２２８０万人だったが

２００８年には２５５０万人に増加しています

 

▲そんなブームの陰で事故死も増えていいる

特に中国での事故が増えています

中国全土で３０６ものマラソン大会が開催されているが

それに伴い大会での死者も増加しており、２０１４年から

これまで１４人が事故で死亡している事がわかっています

健康水準の向上どころか、逆に健康悪化を招くとあって

中国国内でのマラソン大会参加に「恐怖」を感じる市民

も出ています

死亡者の大半は３５歳以下であることから、体力を過信

し、練習不足で大会に出場している事が大きな原因になっ

ています。マラソン関係団体では「当日の体調をしっかり

把握し、無理をしないことが大事。練習も月に少なくとも

１００㎞は走って欲しい」と呼びかけています

 

▲日本でもタレントの松村邦洋さんの事故は記憶に新しい

ダイエットの一環でマラソンに興味を持った松村邦洋は

０９年東京マラソンに参加。当時体重９３キロで練習不足

も重なり、14.7㎞地点で急性心筋梗塞で倒れ、一時心肺が

停止に陥る大騒動となりました

 

▲マラソン中の突然死には「遺伝子」が関係している？

「IRX3」遺伝子に異常があるマウスでは、運動など交感

神経の緊張が高まった際に、突然死につながる不整脈が

発生することがわかっています。心電図では異常が指摘

されたことが無いのに不整脈が起きた経験のある130人

を対象に遺伝子を解析したところ、５人に遺伝子の異常

がみつかった。IRX3遺伝子に異常があると、心臓内の心

室で電気信号の伝わり方が遅くなって、運動中に不整脈を

起こしやすくなります

 

▲更に、普段の生活習慣も深く関与している

心疾患による突然死は、年々若年層の割合が増えています

共通点は、生活リズムがかなり崩れていたこと

予防法はシンプルで、他のほとんどすべての病気と同様に

禁煙し、無理のないダイエットをし、バランスのとれた食

事を摂り、適度に運動し、ストレスの少ない生活を心が

ければ心疾患のリスクは低くなります

 

▲真夏のマラソンは熱中症や脱水に注意が必要

マラソン選手では喉の渇き具合と血液中のナトリウム濃度

に関連があり、喉の渇きに応じて水分摂取すると血液の

浸透圧が維持されたという研究結果もあります

長時間にわたって暑さにさらされると、体温調節を行う

機能が低下し、熱が体内に留まることで体温が上昇して

しまいます。更に汗をかくことで水分、塩分が失われる

ことも熱中症を引き起こす原因とされます

 

◆以上、マラソンに挑む時には諸々注意する必要があります

くれぐれも無理をしないで、安全に楽しく走りましょう