誰でも経験のある擦り傷

その後にかさぶたが出来て、いつの間にか剥がれて傷が治っています。でもそれまでがツライ

どうしても気になるかさぶたですが故意に剥がすのは絶対にしてはいけません

その理由をまとめてみました

▲そもそも「かさぶた」ってどうやって出来る？

１．血管の収縮

　→何とかして出血を減らそうとする反応が起こる

２．血小板の働き

　→血液中の血小板が傷口に集まり、血の塊を作り、傷口を

　　塞ぐ

３．フィブリンがかさぶたになる

　→血小板の酵素が繊維状のフィブリンと呼ばれる物質。こ

　　れが血小板や赤血球などが合わさって、傷口をカバーす

　　るかさぶたを形成する

傷ができ、出血するといずれかさぶたが出来ます

かさぶたは出血作用があるため傷を治す段階では必要です

役割としては、傷口を保護し、傷口から体内に異物が入らな

いように守る役割があり、傷が治るまでに傷を守ってくれています

 

▲そんなかさぶたを無理に剥がすと・・・

痒さのあまり、かさぶたを引っ掻いて剥がしてしまった経験

がある方も多いのではないでしょうか？

これ、絶対にしてはいけません

無理に剥がしてしまうと、傷口を最初から治さなくてはいけ

ない怪我と同じになりますし、雑菌が侵入して化膿する場合

もありで、傷の治りが遅くなってしまいます

女性は特に注意してください

かさぶたの下の表皮が再生していれば、問題ありませんが

かさぶたを剥がした時に出血が見られる場合は、その部分の

傷が治っていない為、再びかさぶたになり、気がついたら傷

跡が残ってしまったという事はよくある話です

 

▲特に頭皮のかさぶたには注意を

頭皮にかさぶたが出来たことはありませんか？カサついたり

フケが目立ったり、痒みが出たり、皮脂が酸化してニオイを

発していることもあります

頭皮を触ったり髪の毛をかきあげる時、爪先に引っかかるか

さぶた。かさぶたの正体として最も多いのが脂漏性皮膚炎で

す。脂漏性皮膚炎になるととにかく痒いです

炎症が起きているため、出血しやすくかさぶたもたくさん

できます

 

▲頭皮にかさぶたが出来ないようにするには

皮脂が大量に分泌されないように、脂っこい食事を避けたり

頭皮に強い刺激を与える紫外線になるべく浴びないようにす

るというのも大切です

痒みがあったり違和感があって触りたくなってもそこは我慢

シャンプー時も頭皮は丁寧にかさぶた部分を傷めないよう

気をつけましょう

 

◆なるべく触らない！気にしない！自然に治るのを待って

どのかさぶたも治るまで待って！

放置する、触らない、自然に剥がれるまで待つが一番早くて

安全です

かさぶたは本来剥がしてはいけないもの。その為、もしも

不意に剥がれてしまった場合には、それ以上いじらないよう

にしてくださいね