辛い味の食べ物がお好きな方には朗報です

唐辛子や胡椒、ワサビなど、ピリッと辛い食材には健康にも美容にも嬉しい効果があるのです

ただし、食べ過ぎには注意が必要です食材別に、効能や食べ方などを調べてみました

ピリッと辛い食べ物の美容・健康効果とは？

まず、脳への刺激によって全身の血行がよくなり、体温を

上昇させて発汗を促すので、新陳代謝があがります

体内の巡りを助ける事で、冷え性や生活習慣病などの予防

効果に加え、アンチエイジング効果があります

 

●唐辛子

カプサイシンを摂取すると汗と一緒に皮脂も分泌され、顔

の乾燥を防ぐ皮脂膜を作り出し、水分の蒸発を防ぐので

肌の潤いを保ってくれます

唐辛子の真っ赤な色素はβカロテンが豊富に入っている証拠

βカロテンの含有量は突出して多いです

唐辛子の取り過ぎは良くないので、最初は１回の食事で摂る

量を０．３ｇにして、その後徐々に増やしていきましょう

 

●胡椒

胡椒の辛み成分は「ピペリン」という成分で、エネルギー

代謝を上げたり、血流促進の働きがあり、冷え性対策に効果

が期待できます

食欲増進、栄養の吸収を高めるなどの効果も期待できます

 

●生姜

冷え性改善、免疫力アップのほか、浮腫みをとる働きもあり

すっきりデトックス効果も期待できます

生姜には抗酸化作用によって、体内で過酸化脂質の影響に

よる血管の老化や、細胞やDNAの酸化による異常細胞の産生

を抑えてくれます

 

ちなみに・・・

生姜の食べ方の注意点

あまり知られていない話ですが、生姜を「生で食べる場合」

と「加熱や乾燥をさせた場合」では全く逆の効能があるそうです

・生で食べる場合→体内の熱を取り除く作用（悪寒がする

　風邪のひき始めに効果的）

・加熱や乾燥をさせた場合→体を芯から温める作用（冷え性

　に効果的）

 

●ワサビ

ワサビに含まれる辛味成分の正体は「アリルイソチオシアネートというもの

アリルイソチオシアネートには強い殺菌力もあります

他には、「スルフィニル」には、人間が本来持っている抗酸

化作用を高めてくれる働きがあります。活性酸素の発生自体

を抑制してくれるため、スルフィニルはアーリーアンチエイ

ジングという点においても大きく期待できます

＊アーリーアンチエイジングとは、社会人になって環境が

　変わり、お肌のピークな状態を保つ事を考えた、肌の老化

　を自覚する前からのアンチエイジングの事

 

●にんにく

にんにくに含まれる成分「アリシン」はストレスの多い生

活で体内に増加する活性酸素によるダメージを緩和する効果

があるとも言われています

アリシンは、細胞を壊す事によって発生するため、刻む、潰

すなどして食べると効果的です。油で調理するとアリシンの

成分そのものが壊れにくくなると言われています

 

●山椒

山椒の辛味成分であるサンショオールとサンショアミドは

大脳を刺激して、内臓器官の働きを活発にする作用があるん

です。それが、お腹の冷えや腹痛の他、胃炎や浮腫み、咳

にも効果的です

山椒を入浴剤に用いると神経痛、リウマチ、痛風、肩こり

冷え性などの症状を和らげると言われています。また、山

椒を煎じただし汁でうがいをすれば歯痛にも効果があります

 

◆いずれの食材も食べ過ぎは逆効果です。１つの食材に頼り

すぎるのではなく「栄養バランスのとれた食事にプラスす

る」という考えで食べるようにしましょう