会社や学校などで年に１回健康診断を受けている方は多いと思います。しかしながら、その結果をきちんと理解し、適切な対応をとっている方は少ないように思います

せっかくの早期発見、早期治療の機会を見逃さないようにしましょう

「尿からタンパクが出てますね。再検査の為受信して下さい」

こんな風に健康診断で言われた事がある方は少なくは無いと思います

「尿からタンパク、平気平気」

と自己判断で放置、然るべき対処を取らないと、とんでもな

い事になるかもしれませんよ

▲そもそも尿蛋白の検査で何がわかるのか

腎臓に障害があると、タンパク質は尿細管で再吸収されずに

尿中に漏れ出てしまいます

また、尿管や膀胱などに異常があって出血したりする場合で

も、血液中のタンパク質が尿に混じってしまいます。こうし

た事から、尿タンパクの検査は腎臓や尿管などの障害の有無

を調べるために用いられています

▲では、尿にタンパクが出ると何がいけないの

尿にタンパクが多いほど腎臓が悪くなりやすいです

一目瞭然ですが、「タンパク尿が出ていてば出ているほど腎

不全になる」といえます。それに、心血管合併症が多くなる

とも言われています

▲腎不全になるとどうなる？

腎臓の代表的な働きはこの５つです

①老廃物を体から追い出す

②血圧を調整する

③血液を作る司令官

④体液量・イオンバランスを調整する

⑤強い骨を作る

なので、腎臓が機能しなくなるということは、もう想像がつきますよね

様々な合併症が起こり、生命維持が出来なくなり死に至ります

▲これら腎臓の働きを補うために透析導入へ

人工透析とは、腎臓の働きが１０％以下になると、血液の

濾過が充分に行えず、水分や老廃物のコントロールが出来

なくなってしまいます。そのような場合に、人工的に血液

の浄化を行うのが、透析療法なのです

◆おわりに

少し脅しみたいな感じでしたが、タンパク尿陽性となった

からといって必ず腎臓が悪いのでは無いのでご安心下さい

激しい運動のあとなので、尿にタンパクが降りる事はよくある事です

だからと言って、放置するのは危険ですので早めに対処しておく事は大切です

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※このブログは国家資格である柔道整復師の岡本卓也が監修しています。