昼間は調子良かったのに、夜になると急に咳がひどくなる時があります

その原因と対処法とは

▼咳が出る仕組み

咳は体を守る防衛機能です。風邪ウィルスや細菌、埃、毒物

大きな異物や有害物質などを瞬時に排出しようとして咳が出ます

その他にも炎症、腫瘍、アレルギー、あるいは化学的物質

が刺激となって咳をする反射が起こることもあります

また、咳の症状が長く続く時には喘息などアレルギー性の

咳、副鼻腔気管支症候群、肺癌や結核などが疑われます

更に、咳の原因が医療用の薬の副作用の場合もあります

例えば、ACE阻害薬（高血圧の薬）を服用している人は

咳が起こることもあります

 

▼咳の種類

感染症による咳（3週間以内）

一般的な風邪症候群、インフルエンザ、マイコプラズマ

百日咳、結核、クラミジア肺炎など

非感染症による咳（8週間以上）

喘息、COPD、副鼻腔気管支症候群、胃食道逆流症など

 

▼なぜ、夜になると咳が出るのか、ひどくなるのか

夜は「気道鑑賞」といって気管支や気道が過敏になりや

すい傾向があるみたいです

その原因はまだはっきりわかっていませんが、夜間は

副交感神経が優位になるので、気管支が収縮しやすくなる

ため気道が狭まり、咳が出やすくなると言われています

 

▼夜間にひどくなる咳の対処法

咳の症状を和らげるには、空気の乾燥を防ぐ事が大切です

清潔な蒸しタオルと鼻と口を覆うようにして蒸気を吸う

濡れマスクをする、加湿器をかけるなどが効果的です

民間療法では痰の絡む咳には「蓮根」と「オオバコ」が

効果があります

 

蓮根は節部分も一緒にすりおろし、繊維部分を除いて

汁を飲みます。１回にスプーン１～２杯

オオバコは根ごと２株を掘りとって洗い、陰干しにした

あとコップ５杯の水で半量になるまで煮詰め、１日数回

に分けて飲みます

 

寝方をかえてみる。仰向けで寝ている場合は横向きで寝る

ようにしてみましょう。更に横を向いて寝てもダメな時は

エビのように丸まって寝るようにすると楽になります

就寝する前に喉を暖めておくと、気管が拡張されて、咳が

出にくくなります。ポカポカのはちみつレモンは喉と風邪

にもいい効果があります

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※このブログは国家資格である柔道整復師の岡本卓也が監修しています。