高齢者の骨折は日常的に起きています

骨折は起きないようにするのがとても大切です

今回は高齢者に多い骨折と理由を調べてみました

▼高齢者は特に骨折が多い、その理由とは

骨折とは誰にでもおきうる怪我の１つです

ですが、高齢者に骨折が多いのはいくつか理由があります

１）体内の水分が少ない

２）骨が弱くなる事が多い（特に閉経後の女性）

３）筋力などが衰え、骨を守るものが薄い

などがあげられます

 

▼高齢者に多い骨折とは

・大腿骨頸部骨折（だいたいこつけいぶこっせつ）

 

 

大腿骨のくびれている所が大腿骨頸部になります

大腿骨頸部骨折は、⑤関節包という袋に包まれており

折れた骨がくっつきにくくなっています

この骨折は転倒した際太ももの外側を強打して骨折します

骨折してしまうと非常に治りにくいので、一般的には

入院や手術が必要となってきます

それに、この骨折で入院していると外部との接触が極端に

少なくなるので、認知症になるきっかけにもなると言われ

ていますので注意が必要です

 

▼上腕骨外科頚骨折（じょうわんこつげかけいこっせつ）

 

 

上腕骨の肩に近い場所に外科頚と呼ばれる部分があります

ここは骨頭のすぐ下にあり、骨が細くなったり手をついた

際に力がかかりやすいなどの理由から折れやすい場所です

肩の脱臼と見た目は類似していますが、骨折の場合は、胸

の方まで皮下血腫が広がります。腕を動かせる場合もある

ので動かせるからと言って折れていないと思わないようにご注意

 

▼腰椎圧迫骨折（ようついあっぱくこっせつ）

 

 

腰椎の圧迫骨折が多いのは、胸椎と腰椎との移行部がS字

にカーブしている境目だからです

高齢者はもちろん、青年、中年層も尻もちをついた時に

圧迫骨折する事もありますが、高齢者は筋力の低下や骨の

脆弱化などで自重を支えることができず徐々につぶれて

しまうこともあります

 

▼肋骨骨折（ろっこつこっせつ）

肋骨及び肋軟骨骨折は高齢者に限らず多い骨折ですが

年齢層により少し違いが出ます

青年、中年はゴルフスイングなど体を捻った際に筋肉に

引っ張られ剥離骨折を起こしたり疲労骨折などが多いです

高齢者は咳をしたり、転倒してぶつけたりなどをして骨折

することが多いです

 

▼橈骨遠位端部骨折（とうこつえんいたんぶこっせつ）

 

 

別名コーレス骨折・スミス骨折とも言います

手をついて転倒した際に手首に負担がかかり折れてしまう骨折です

この骨折は高齢者に非常に多いです

子供にも多い骨折ですが子供の場合は骨がしなやかなので

不全骨折（若木骨折）となりますが、高齢者の場合はポッ

キリ折れてしまいます

折れた際には変形や後遺症が残りやすいので、注意が必要です

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※このブログは国家資格である柔道整復師の岡本卓也が監修しています。