何故か唾液がやたらと多い時と少ない時があります

その多い時と少ない時では体の中では何が起きているのでしょうか

▼唾液とは

水、電解質、粘膜、多くの種類の酵素からなり、唾液腺より

分泌されます。正常では１日に１～１．５リットル程度分泌

されます。成分の９９．５％が水分であり、無機質と有機物

が残りの半分ずつを占めます

唾液には口腔内を浄化するという重要な働きがあります

１mlの唾液が口腔内の細菌を９０億個も取り除きます

▼唾液が少ない時とは

精神的ストレスがある時

疲れている時

緊張した時

不安や怒りをを感じた時

などには、交感神経が刺激されて、唾液の分泌が抑制され

口の中が渇いたり粘っこくなります

口の周りの筋肉や歯の衰えなどから咀嚼力が低下するため

唾液の分泌量が少なくなります。加齢と共に分泌能力も低

下します

・その他の影響

シェーグレン症候群：全身の外分泌腺が自己免疫機構の異

　常により壊れていく病気

糖尿病：血糖値が非常に高くなる病気で、症状としては

　大量に尿が出たり、激しい喉の渇きなどがある

慢性唾液腺炎：唾液腺が、数ヶ月から数年かかって痛みを

　感じないままに腫脹し、硬くなってきて、唾液が出にく

　くなる

▼唾液が多い時とは

唾液が多いことは、一般的にはとても良いことです

若さの証拠だと思ってください

しかし、胃腸機能が弱っていたり、胃の冷え、つわりの時

も唾液量は増えます

それに、炎症性口内炎、舌炎、狂犬病、脳炎、薬物中毒

水銀などアセチルコリンの過度の蓄積を来すもの、脳血管

障害、脳腫瘍、脳性麻痺、パーキンソン病などでも唾液量

は増えます

◆極端に唾液量が多かったり、少なくなったりする場合は

　一度病院で診てもらうことをお薦めします

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※このブログは国家資格である柔道整復師の岡本卓也が監修しています。