高齢者の骨折で一番問題なのが、大腿部近位部、つまり足の付根の骨折です。ほとんどは「ちょこっとつまずいて転んだ」程度の事が原因です

ここを骨折すると約半数は骨折前の機能を取り戻せず５人に１人が１年以内にも亡くなっています

厚生労働省の調査によれば、要支援、要介護状態になる原因の１０％「骨折・転倒」です

▼ドミノ骨折とは

１度目の骨折をきっかけに起こる第２・第３の骨折の骨折

の事です

片方の大腿骨近位部骨折を起こした人が、次に反対側も

骨折するリスクや約４倍になります

この「負の連鎖」を解消する為には、初回の骨折の際に

骨折の治療・リハビリだけでなく、骨折の原因となる

骨粗鬆症に対する治療を早期に開始する事が重要です

▼骨折予防の具体策

・バランス・筋力アップが期待できる運動

運動器の障害による要介護の状態や要介護リスクの

高い状態を表す言葉「ロコモティブシンドローム」

から「ロコトレ」が推奨されています

・太極拳

・転倒防止の為の危険箇所の点検・改善　など

◆日本人の健康寿命と実際の寿命の間には

男性は９．１３年、女性では１２．６８年もの

差がみられますが、この「不健康な期間」といえる

乖離を解消するために、運動器の健康を見直し

重視する事が求められています

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※このブログは国家資格である柔道整復師の岡本卓也が監修しています。