いつも八尾市　オカモト鍼灸整骨院のブログを見て頂き有難うございます。

八尾市河内山本駅から徒歩１分の所にあるオカモト鍼灸整骨院の院長、岡本卓也です。

 

歩行中に突然ガクッと膝が抜けるような感覚を「膝崩れ」と言います。膝崩れを起こす原因は様々で、膝自体に原因がある場合や腰に原因がある場合があります。なぜ膝が抜けるような症状が発生するのかメカニズムをご紹介します。

▼何が原因？膝が抜ける場合の3大原因とは

(1)　膝組織の損傷

膝にスポーツをや事故で強い衝撃を受け、膝の靭帯や半月板を損傷した事が原因です。靭帯を損傷した直後から膝に力が入らない、歩けない等の症状が現れ、数時間後には膝の関節内に血液が溜まる事で曲げ伸ばしの際には痛みを発生するようになります。2~3週間で腫れや痛みが治まり動けるようになりますが、膝が抜けるようになることがあります。また、膝には内側と外側に1枚ずつ薄い軟骨で出来ている半月板という組織があり、膝の動きをコントロールしたり、膝への衝撃を分散させる働きをしています。これがスポーツや事故等の衝撃で損傷すると、膝崩れの他にも曲げ伸ばしが困難になったり痛みを発生します。

 

(2)　神経麻痺

太ももに存在する神経や太ももに繋がる神経が、何かしらの原因で圧迫され、正常に動かなくなっている状態です。また、ストレスや過労で自律神経が乱れると神経や血流に影響が出て、膝崩れを起こす場合もあります。

 

(3)　筋肉が原因

お尻の筋力が硬化する事で、膝の力が抜けてしまう症状です。デスクワークや車の運転によりお尻の筋肉を動かさない事や、偏った姿勢で歩き方をする女性に多く見られます。また、加齢による膝周りの組織の老化で、筋肉に影響が出ている場合もあります。

 

▼症状が続く場合は要注意！考えられる5種類の病気とは

(1)　靭帯損傷

何らかの衝撃で靭帯が損傷し、激しい痛みを感じます。特に前十字靭帯を損傷した場合、しっかりと治療、リハビリを行わないと、膝が抜ける、外れる、ずれるといった症状を発生するようになります。

 

(2)　半月板損傷

膝にある半月板を、何らかの衝撃や加齢が原因で損傷すると、正座や階段の上り下りといった膝に負担がかかる動作が困難になります。軽度であれば回復可能ですが、切れたり割れたりしている場合は縫合したり切除する手術が必要になります。損傷程度によって2~3日から1週間ほどの入院になります。

 

(3)　大腿神経の麻痺

太ももの付け根あたりにある神経が麻痺している状態で、慢性の腰痛持ちやギックリ腰の経験者に多く見られます。レントゲン等の画像診断でも判断しにくく、腰の周囲の筋肉や神経が圧迫されているのではないかと言われます。

 

(4)　椎間板ヘルニアや脊髄狭窄症

背骨を繋ぎ合わすクッションの役割をしている椎間板の中の髄核が飛び出したり、背骨の間隔が狭くなる事で周囲の神経を圧迫してしまい、大腿神経にも影響が出ている状態です。整形外科で画像診断の検査を行えばすぐにわかります。

 

(5)　梨状筋症候群

女性に多く見られ、主にお尻の深い部分にある筋肉の低下が原因と言われています。腰の位置がずれる姿勢を保つ事が原因で、お尻の血流が悪くなり筋肉が固まってしまいます。神経が圧迫されるので痛みや痺れを伴う事が多く、片方のお尻の付け根付近だけに感じるケースから、ふくらはぎ付近や片方の足全体にまで症状が現れるケースがあります。

 

▼膝崩れの症状への対処方法とは

(1)　膝を酷使しない

膝が抜ける原因が、損傷なのか神経麻痺なのかわからない場合は、まず安静にして膝に負担をかけないようにしてください。自己判断で、膝を鍛える、膝の可動域を広げるといった運動やストレッチを行うと、悪化させてしまう可能性があります。

 

(2)　検査を受ける

膝崩れの原因が何なのかをはっきりさせるために検査を受けましょう。それにより膝崩れの対処法や治療法は異なります。

膝が抜ける状態を何度も繰り返す場合には、治療が必要となります。また、膝に違和感を伴っている、腰に痛みがある等の場合も、医療機関に受診しましょう。

 

椎間板ヘルニア等で膝崩れがある場合、

 

近鉄八尾駅の隣の駅、河内山本駅徒歩1分『オカモト鍼灸整骨院』までお越し下さい。

 

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※このブログは国家資格である柔道整復師の岡本卓也が監修しています。