いつも八尾市　オカモト鍼灸整骨院のブログを見て頂き有難うございます。

八尾市河内山本駅から徒歩１分の所にあるオカモト鍼灸整骨院の院長、岡本卓也です。

膝の痛みの原因には様々なものがありますが、関節内で炎症が起こっている場合、「水が溜まる」という現象が起きることもあります。しかし、膝に溜まった水を抜くと癖になるという噂を聞いた事があるかもしれません。果たして本当なのでしょうか？

▼水が溜まっている場合「関節水腫」かも

膝に水が溜まるとはよくいいますが、一体どのような症状なのでしょうか？

以下の方法でチェックできます。

片手で、上部から膝のお皿を押さえます。そして、もう一方の手を使い、お皿の上から軽く押して下さい。何かブヨブヨした感覚があれば水が溜まっている可能性があります。

この症状が出る場合、「関節水腫」かも知れません。水の正体は関節液ですが、ずっと放置していると、膝を曲げ伸ばししずらくなったり、靭帯が緩んだり膝の」安定感が悪くなります。

▼滑膜から分泌に異常が起こると水が溜まる

実は、関節には元から水、つまり関節液がある程度存在しています。車のエンジンの中にオイルが入っており、それが動きを良くしてくれるのと同じように、関節液は関節をスムーズに動かすのに必要不可欠です。この関節液は「滑膜」という部分で作られていますが、あたらしい関節液が出来ると古いものは吸収され、一定の量を保っています。

しかし、何かの原因で関節に炎症が起こると、関節液が過剰に分泌され吸収されません。それが、関節に水がたまる原因です。

▼「カス」が組織を刺激して炎症を引き起こす

では、どうして滑膜が異常に関節液を引き起こすのでようか？

その原因は「炎症」です。関節内の軟骨、骨がすり減ってきてカスが浮遊していると関節の組織を刺激してしまいます。それが炎症を引き起こすのですが、サイトカインと呼ばれる痛みを強める科学物質によってさらに炎症が悪化するという悪循環に陥ります。

こうして炎症が起こることによって、関節液の過剰分泌が生じ、水が溜まるというわけです。

▼原因を解決していないから溜まり続ける

炎症が起きてから滑膜が異常をきたし、関節液を過剰に分泌する。こうした原理を考えると、膝の水を抜くのは癖になるという噂は間違っているということがわかります。というのも、水を抜いても、原因となる炎症を治さない限り、関節液の過剰分泌は治まらないからです。しかも、膝に溜まった水を抜くと癖になるからといって放置していると、痛みが治まらず、余計に水が溜まります。関節水腫のように膝に水が溜める場合には、まずは水を抜きそれから炎症を鎮める治療をすることが大切なのです。

関節水腫など、膝の痛みの中でも水が溜まるという現象を伴う、ものがあります。噂では水を抜くと癖になるとも言われる事がありますが、それは真っ赤なウソ。関節液が過剰分泌される知識を知り、正しい治療を受けることが膝の痛みを和らげる為に欠かせないことです。

膝の痛みを早く取り除きたい方は

近鉄八尾駅の隣の駅、河内山本駅徒歩1分『オカモト鍼灸整骨院』までお越し下さい。

当院独自の『骨盤矯正×筋肉筋膜調整』でお悩みを解消します！

腰痛、肩コリを早く改善したい方は、

『腰痛改善プログラム』

『肩コリ改善プログラム』

がおすすめです！

※このブログは国家資格である柔道整復師の岡本卓也が監修しています。