ストレスの多い現代社会、人は心身ともに疲れています
頑張りたいという気持ちとは裏腹にうまく頭が働かないのであれば、それは脳疲労かもしれません

脳疲労は脳が疲れて、体のいろんな機能に支障をきたして
しまう病気です。ただの疲れだと思って放っておいたら
鬱病などの原因になってしまう場合もあるので注意が必要
です

▼脳疲労を起こしてしまう原因とは？
脳疲労の主な原因はストレスと言われています
ストレス過剰状態が長く続くと、ついには適応できなくなって
脳の働きが低下してきます
脳疲労は、理解、判断、論理などの人間の知的機能を奪い
学校や職場での生産性、作業効率を大幅に低下させます
筋肉痛には入浴なだが有効ですが、脳疲労の回復方法
ってどんなものがあるのでしょうか？

●自分自身の抑制する事を減らす

とにかく「～しなければならない」「～してはならない」という
事を出来るだけ減らします
自分の心の声や素直な気持ちを否定せず、その気持ちに
合わせて仕事などへの取り組み方を変えてみるように心
がけるのが大切です。とても難しい事ではありますが、意識
して脳を癒すように努力していく事が解決策になります

●簡単な運動を行う

運動により脳の疲労を回復する事が出来ます。運動の内容
としては、なるべく単純な動作の物が良いようです
ジョージア大学で行われた運動と脳の研究によると、簡単な
２０分程度の運動によって、仕事の処理能力や記憶力が
大幅に改善すると発表しています。運動中に頭を使うような
戦略的な要素を含む運動は、運動中にも脳が集中している
状態ですので、あまり良くありません

●アクション映画を見る

アクション映画を見るのも脳疲労の回復になります
一旦緊張した脳が、ホッとした瞬間に脳はより高いリラックス
効果を得るといいます。アクション映画にはその効果が最も
高いのです

●心地よい香りを嗅ぐ

心地よい香りを嗅ぐと、脳の不調和をスムーズに調整し
脳疲労を手軽にリセット出来るのです
香りは脳の「考える」部分を通さず「感じる」部分（大脳辺縁系
という場所）に一瞬で伝わります。柑橘系のアロマ、緑の香り
などが効果的です

●しばらく目を閉じる

１分間目を閉じるだけで脳疲労の回復になります
人間の五感から得られる情報の割合というのは、視覚８０％
嗅覚・触覚１６％、聴覚４％です
目を閉じるだけで、脳に入ってくる情報の８０％がカット
されるので、それだけで脳の働きが楽になるのです

●甘い物を食べる

脳は相当量のブドウ糖を消費しながら働いています
脳の疲労を回復する為には、素早く体内でブドウ糖に
変化してくれる「甘い物」が効果的なのです。「あぁ～
疲れた」と感じたら飴玉を口にするだけでもいいので
適度に糖分を補給して手っ取り早く疲労を回復させましょう

●水分を補給する

即効性が高いものは、水を飲んだり、温かい飲み物を飲む
事。脱水症状は脳への血流を悪化させるものの、仕事中の
水分補給は意外とおろそかになりがちです
温かい飲み物は良い。血液循環を良くするだけでなく
気持ちを落ち着かせ、不安やストレスを軽減してくれます

●カフェインによる脳疲労の擬似回復は即効性はあるものの
デメリットもある為、うまく利用するようにしましょう

擬似回復とは、脳疲労そのものは回復しないものの、疲労
を麻痺させたり、一時的にやる気を起こさせる方法です
カフェインは疲労の原因にも、疲労の回復剤のもなる為
うまくカフェインと付き合う事が必要です