偏頭痛は、国際頭痛学会にて六種類に分類されています。

• 前兆の無い偏頭痛あるいは普通型偏頭痛
• 前兆を伴った偏頭痛
• 小児周期性症候群（今後、偏頭痛に移行することが多い。）
• 網膜偏頭痛（片目の視覚障害、一時的失明を伴うことがある偏頭痛）
• 偏頭痛の疑い（特徴的な前兆などが見られるが、各省の無い状態。）

他の頭痛との違いの中できわめて重要な所見として

• 頭痛が出現するときは、発作的に痛みが出現する。他の頭痛との大きな違いとして、痛くなってきた時と、症状が改善してきた時が患者自身に明確にわかるということです。「あっ、頭がどんどん痛くなってきている！」と、明確に自覚をすることが出来ます。
• また、痛みの出る方は脳の片側であることが多く両方に痛みが出ていても強い方と弱い方が出てきます。痛みの強さは個人差があり様々ですが、その90％以上に「吐き気」が現れ33％の人は実際に「嘔吐」にいたります。また、音や光、臭いに敏感になり恐怖を感じる様になります。そして視野の障害や顔面蒼白、発汗など多彩な症状が見てとれます。

偏頭痛の原因はたくさんありますが、その多くは環境や行動などによって誘発されるものでありそれは様々です。
例を挙げると、強く明るい光、香水などの匂い、喫煙や副流煙などの煙草に関すること。また飲酒などの嗜好品や普段食べている食事を抜くことで起きるものなど、人それぞれで誘発されるきっかけは様々であると考えられています。

対策や施術法は様々ですが、偏頭痛の発生を記録する「頭痛日記」をつけていくことでご自身の偏頭痛を誘発する原因を特定し、避けていくことが出来ると考えられています。それに合わせて、鎮痛剤などの痛み止めを服用し施術を進めていきます。また、最近ではハーブ（ナツシロギク）が偏頭痛の予防に効果があるといわれており、研究がすすめられています。